2歳というと、食べられる食材も増えてきたり、スプーンやフォークを上手に使えるようになり自分で食べられるようになってきますよね。
イヤイヤ期が始まり、自我が出てきて魔の2歳児と言われるのもこの頃。
我が家にも男の子の兄弟がいるのですが、次男がちょうど2歳でイヤイヤ期真っ最中。
今は4歳の長男も2歳のころはイヤイヤ期のピークでした!
好き嫌いがでてきたり、なかなか食事に集中してくれなかったり。
せっかく作ったご飯も投げられ床に散乱し台無し…
もう!せっかく作ったのにー!と悲しさとイライラがつのり、「投げるならもうあげない!」と怒ってしまう事も多々ありました。
ちゃんと食べてほしいと思うほど、2歳の反抗気にイライラしてしまう。
本来ならば楽しいはずの食事の時間はいつしか私にとっても、子供にとってもストレスの時間になっていたのです。
これじゃあいけない!でも3歳になると入園もするし、食事は今からしっかり食べられるようになってほしい。
そんな思いから、私がやってみたこと。
2歳の息子とのイライラ時間を、しつけを通して楽しい食事の時間に変えた方法を紹介します。
2歳の我が子と楽しく食事をするための準備♪
長男は食べることが好きでわりと食べてくれる子だったのですが、ま~集中力がない。
ある程度食べてお腹が満たされると他の事に気を取られてしまうのです。
おもちゃに触りたくなったり、テレビが見たくなったり。立ち上がってうろちょろ…
2歳児の心をくすぐるものってたくさんありますよね。
私がまずやったことは、テレビを消す事です。
我が家では夕食時に必ずニュース番組を付けていたのですが大人も我慢しました。
そしてテーブルにリモコンやスマホが置いてあると触りたくなってしまうので、食事に関係ないものはすべてしまいます。
興味が目につかなくなることで食事に興味を持ってくれることが増えました。
私もついついテレビを見てしまう事が多かったのですが、消すようになってからは私も息子の食事に集中が出来て、こぼす前に阻止することが出来たり「ママと同じご飯だねー!」などと楽しくお話ししながら食事ができるようになりました。
2歳は椅子に座っていられない?!そんな時はこんなしつけ
いくら興味を持つものを排除できても椅子から立ち上がってしまう事があるのです。
ここで、挨拶で区切りをつけることにしました。
- 食べ始めは椅子に座り手を合わせて「いただきます」
- 食べ終りは座った状態で手を合わせて「ごちそうさまでした」
というルールを徹底し、さらに
- 「ごちそうさまでした」をしたらご飯の時間は終わり。
- 食事の途中で立ち上がる時にも「ごちそうさまでした」をして料理は下げる
とすることで食事の時間と遊ぶ時間を区切り、ご飯に集中してもらうようにしました。
ルールを決めてもすんなりいかないのが2歳児。
最初は「いいよー。ごちそうさまでした!」と言い遊びに行くのですが、ちょっと経つと「ごはんー」となる事も。
その場合は「もうおわりだよ!」とルールを守りたいところですが、どうしても食べたいようだったらもう一度「いただきます」をしてから食べてもらいました。
食事の時間とのけじめをつけることで、食べるときは座って食べるということを覚えてほしかったのです。
おやつの時間も同じようにすることで、「いただきます」などの挨拶も自然に自分から言うようになり、座っている時間も長くなりました。
2歳の食事の好き嫌い。どうしたらいい?
椅子から立ち上がってしまうのは食べたくないから!って場合もありますよね。
偏食や小食で困るママやパパも多いのでは。
我が家も長男は比較的好き嫌いなも食べてくれたのですが、次男は気分によって全然食べません。
味噌汁!お豆腐!大好き!!
お肉と野菜はべーー!
ご飯?ポイ!
お豆腐もっとちょうだい!!
という日もあります。
我が家の場合、食べない理由に大きく関係があったのは「歯」でした。
歯って生えそろっていますか?
乳歯が生えそろうのは3歳ごろと言われていて2歳では全て生えそろっていない場合もあるのです。
かみ切る前歯とは違い、硬いものやレタスなどの薄い葉物をすり潰す役目をしている奥歯。
しっかり生えそろっていないとすり潰すことが出来ず、飲み込むことが出来ない=ベーっと吐き出してしまうのです。
次男は上の奥歯がまだ出てくる途中だったのです。
でも、その場合は切り方や調理の仕方によっては食べられることも!
軟らかめに茹でたり、あんかけ風にとろみをつけてみました。
もちろん気分も大きいですよね
「嫌いなもの」と決めつけずに何度かバリエーションを変えて食事に出してみる事がおすすめです。
とはいえ食べてくれないと作る方もイライラしがち。
子どもは舌にある味を感知する味蕾(みらい)と言われる部分が大人の3倍もあるので苦味なども敏感に感じ取ってしまうのです。
ママやパパも無理せず、残したら私が食べればいいや!という気持ちで大人が美味しそうに食べてみたり、子どもの分は最初から少なめに盛るのもポイントです。
全部食べられた時にはとっても嬉しいですよね。
おかわりをしたい!という気持ちも出てきます。
お手伝いを通して食事や食材に興味を
2歳の息子が野菜を食べるようになったきっかけはお手伝いをしてもらった事です。
一番効果的だったのは野菜を育てる事でした。
好き嫌いが多い場合にも、「食べてみようかな」という食事に対しての意欲がでてきます。
私はたまたま通りかかったホームセンターで野菜の苗が売られていていたことがきっかけで、水やりが一緒にできたら楽しいかな!と思い、育てやすいというピーマンの苗を買いプランターで育てることにしたのです。
毎日の水やりをしているとだんだんを黄色い花が咲き、小さな実ができて、だんだん膨らんできて…
目で見て成長が分かるのって大人でも嬉しいですよね!
息子と一緒にやる毎日の水やりも楽しいひと時でした。
夏ごろには食べごろになったピーマンを一緒に収穫!
「おいしそうだねー!食べてみようか!」と私がいうと、まさかのまさか。
そのままかじりつきました!
えー!とびっくり!お家で調理してから食べてみようか!のつもりでした。
ピーマンなんてハンバーグに混ぜても発見されて食べなかったのに
生で食べたら苦くてトラウマになるんじゃ…
と内心ビクビクの私。
なんと、息子からでた一言は「おいしい!」だったのです。
もちろんムラがあり、その後は食べない日もありましたが、自分で育てたものは食べる意欲にも繋がるんだなぁ
これぞ食育だなぁ(笑)
と感じた出来事でした。
野菜を育てる事以外にも、野菜を洗ったりレタスをちぎったり、ドレッシングと和える など簡単な料理のお手伝いをしてもらうと、嬉しそうで野菜にトライしてくれる率もグンと上がりました。
2歳児の食事時間を楽しく過ごすためのコツ
親子でイライラしがちな食事時間を楽しい時間に変えるために
私がしてみたことをまとめると
- 食事に集中してもらうための環境を作る
- 「いただきます」「ごちそうさま」で食事の区切りをつける
- 好き嫌いは歯や環境によっても変化。嫌いと決めつけないで繰り返し出してみる
- お手伝いを通して食事や食材に興味を持ってもらう
楽しい時間にするためにはまずは子ども自身にしっかり食べてほしいという事からはじまり、結果としてある程度の食事のマナー=食事のしつけをすることに繋がっていました。
それまでは毎日のイヤイヤにうんざりしたり、入園に向けての焦りもあり、
周りからどう見られるかが気になっていたのも事実です。
とはいえ相手はまだ2歳児。
厳しくしすぎて食事の時間が子供にとて嫌な時間になってはいけません。
なので第一に楽しく!を目標にやってみたところ、食事中の会話も増え怒ることも減りました。
2歳の「じぶんでやりたい!」という自我が出てきた今こそ色んなことが吸収できるチャンスの時期でもあります。
たくさん褒めて笑顔あふれる食事の時間にしてみませんか?
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