個人差はありますが、子供は1歳~3歳頃にイヤイヤ期というものを迎えます。
イヤイヤ期は自我の発達によるものなのですが、まったくないまま過ぎる子もいますし、いつまで続くの?と言いたくなるほど長く感じる子もいます。
性別や性格でも違ってくるので、個人差は大きいのです。
そんなイヤイヤ期まっただ中の食事…。
食べない…座らない…
怒る…泣く…
投げる…ぐちゃぐちゃ…
いくら成長過程といっても、毎日のことですし、ママはついイライラしてしまいますよね。
しかしどんな子供でも、イヤイヤ期は必ず終わります!
今回は、イヤイヤ期に食べてくれない…というママの悩みを少しでも気楽に乗り越える方法をご紹介します!
(お子さんの体調不良の前後などを除く、健康な状態を前提とします。)
お腹はすいてる?イヤイヤ期のおやつに注意!
喜ぶ顔が見たくて、ついついあげすぎてしまいがちなおやつ…。
私もずいぶん子供にはおやつを貢いできました…。
しかしちょっと待って!
まさかご飯の前にあげたりしていませんよね?
子供の胃のサイズは、大人が思っているよりもずっとずっと小さいのです。
ご飯の1時間前にあげてしまったら、もちろんお腹はすかないのでご飯時のイヤイヤの原因につながってしまいます。
後にも書きますが、乳児期のおやつは「補食」とも言い、食を補うと書きます。
小さな子供は一度に食べられる量が少ないので、栄養をとる為に午前と午後に1回ずつおやつを入れてあげると良いのです。
ただしおやつは、お菓子ではなく、小さなおにぎりやお芋など、食事のかわりになるものがおすすめです。
量は子供の手のひらに乗るサイズで充分です。
そしてあげる時間には要注意!!
食事の1時間前は避け、午前9時と、午後3時などと毎日決まった時間にしましょう。
イヤイヤ期のご飯タイム!事前にできることは?
いよいよご飯の時間です。ママにとっては戦場でしょうか…。
子供を呼ぶ前に少し準備をしましょう。
・床に新聞紙を敷く
まず子供を座らせるハイチェアなどの椅子の周りに新聞紙を敷きましょう。
そうすることにより、お母さん自身の後片付けが楽になり、少しイライラが減りますよ。
子供がご飯をこぼしても、くるくる丸めてポイ!被害が最小限で済みますね。
・ハンドタオルを濡らしておく
はい。これはおしぼりです。
単純なようですが、これは意外と重要!
ベタベタの口まわりや汚れた手も大き目おしぼりでまるっと拭けちゃいますね。
市販の物だと何枚も使ってしまうので、専用のおしぼりタオルを用意しておくといいですね。
・子供用スプーンを二つ用意する
イヤイヤ期の子供は、何でも「自分で!!」とやりたがりです。
子供が持つようのお気に入りのフォーク・スプーンと、ママがスキを見て口に入れてあげる用のスプーンを用意しましょう。
・基本的にはお皿は分かれているものを
お皿はワンプレートではなく、1品ずつ別々にするのがおすすめです。
ワンプレートですと、ひっくり返してしまい、ご飯が全部ダメになってしまった…なんてことになりかねません。
1つずつ分かれていれば子供自身が手で押さえたり、お茶碗を持つ習慣が自然に身に付き、三角食べの練習にもなります。
そして、彩りを良く盛り付けましょうとよくいいますが、忙しいママにとっていつもいつも盛り付けにこだわるのは大変ですよね。
もちろん彩りを良くすることは、子供の食欲アップにつながるので大切なのですが、子供の好きなキャラクターものなど、お気に入りのお皿に入れてあげるだけでも違いますよ。
ワンプレートも1枚もっておいて損はありません。
時々お子さまランチのようにしてあげると、子供はとても喜んで食べてくれます。
食事中のルールを作ろう
椅子に座っていただきま~す!
ところがさっそくイヤイヤ…椅子を抜け出そうとする我が子。
私もよく子供の脱走防止に、背中にクッションを詰めていました。
それでも抜け出したり、立ち上がったりしちゃうんですよね。
しかし、いくらイヤイヤ期だからって、何でも許しちゃうのはだめですよ。
やってはいけないところはビシッと叱り、しっかり線引きをしましょう。
ママと子供の間でルールが作れたら良いですね。
例えば…
「立ち上がってしまったらごちそうさまね。」
「食べ物を投げたらごちそうさまね。」など。
子供が約束を守れなかった時、
「じゃあごちそうさまね~」
と言って下げてしまいましょう。
ここで
「食べる~!」
と泣いたらしめしめです。
1度は許してあげましょう。
2回目にやったら本当に終わりなど、だらだら食べにならないように区切るといいですね。
そして、最低限のことが守られていれば、そこまでお行儀にとらわれる必要はないと思います。
手づかみで食べようが、本人が食べる意欲があるなら全然okです。
ただ、だめなことを伝える時は、何がどういけないのか分かりやすく完結に伝えましょう。
何がいけないのか分からないままだと、また何度でも同じことを繰り返してしまいますからね。
例えば…
「ご飯食べながら歩くと、ご飯がのどに詰まって救急車呼ぶようになっちゃうんだよ!だからご飯の時は座ってね。」
など、子供に分かりやすく伝えましょう。
イヤイヤ期…食べてくれない。そんな時の言葉かけとは?
イヤイヤ大騒ぎで食べてくれない時…
「食べなきゃダメだよ!」「食べて!」
と一生懸命言ったところでイヤイヤ怪獣たちは聞いてくれませんよね。
1~3歳児の子供たちは、楽しいこと、楽しい雰囲気が大好きです。
それだけで「なになに~?」と興味を示してくれます。
そこで忘れてはいけないのがママの笑顔です!!
まずママが楽しそうにしてみましょう。
「あ~!このトマトさんおいしそうだな~!ママも食べたいな~」
「お野菜食べるとかっこよくなれるんだってー!」
ママがノリノリだと子供も一緒にのってくれたりしますよ。
私が保育士時代よく使っていたセリフは、
「○○くんのおくちに飛んでくよ~!ヒューン!!」
と苦手なものを口の中へパクっと入れちゃったりしました(笑)
意外と効果ありますよ。
また、食事の後半で大好きなデザートを見せて、
「○○くんのいちごさんが、待ってるよ~って言ってるよ!残りのご飯も食べちゃおう!」
と誘ったりしましたね。
イヤイヤ期の食事は根気とあきらめの半分の気持ちでいよう
いろいろと書きましたが、結局のところダメな時は何をやってもダメなんですよね
大丈夫。白いご飯しか食べなくたって、一食抜いたからといって、何がどうなるわけでもありません。
ダメな時は肩の力を抜いて諦めましょう!
お腹がすけば食べますよ。
そこで初めのほうで言っていた補食(おやつ)です。
前回の食事全然食べなかった…心配だわ…
というときは、おやつの時間に小さなおにぎりにでもしてあげましょう。
イヤイヤ期の食べてくれない、を気楽に乗り越える方法まとめ
- お腹はすいてる?おやつ時間と量に注意。
- ママの負担を減らす事前準備を!
- イヤイヤ期でもダメなことはしっかり線引き。ルールをつくろう。
- まずは楽しい雰囲気から。ママの笑顔を忘れずに!
- 諦めも肝心。肩の力を抜いて!一食抜いても大丈夫。
いかがでしたか?
我が家のイヤイヤ期で苦労した長男坊も今や小学生…。
偏食でとても心配でしたが、今ではペロリと気持ち良いくらいに綺麗に食べてくれるようになりました。
あのイヤイヤ期は何だったの?と思います。
今イヤイヤ期真っ最中の子育て中のママさん。
毎日大変かと思いますが、もうひと頑張りですよ!
もう大変~だけど可愛いイヤイヤ期。
上手に手を抜きながら乗り越えて下さいね!
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