よく「魔の2歳児」なんていう言葉を聞きますが、つい納得してしまう場面はたくさんありますよね。
そんな中で、子育て中のお母さんを悩ませる【癇癪】…。
「どうしたらいいのか分からない!」
「うちの子って変なの??」
「出かけるのがおっくう…」
そんな気持ちのお母さんも多いかと思います。
声を大にして言いたいのですが…
うちの子は2人とも癇癪もちです!!
ですので、癇癪を起こす子どもは珍しいものではないのです。
そこで、今回は私の体験を交えながら、「イヤイヤ期の癇癪へのベストな対処法」について紹介します。
なぜ?どんな時に癇癪を起こすの?
子どもは1歳~4歳くらいの間に、自我が著しく発達します。
自分で
「こうしたい!」「こう言いたい!」
という気持ちがあっても、身体的な発達が追いついていない為に、自分の思い通りに出来ず、大声で泣いたり、怒ったり、時には物を投げるなどして、自分の気持ちを爆発させるのです。
お母さんはまず、癇癪の根本的原因に、成長の過程で起こるもの、ということを頭に入れておかなければなりません。
「成長の途中なんだな。」
という気持ちを忘れずに持っておきましょう。
さて、その癇癪が起こる時なのですが、もちろんいつどんな場合でスイッチが入ってしまうかまでは誰にも分かりません。
ただ、私の経験からすると
- お腹が空いている時
- 眠い時
- 子どもにとって予想外な事が起きた時
このようにコンディションが優れない時に、癇癪を起こすことが多かったです。
イヤイヤ期の癇癪を起こした時のベストな対処は?
子どもが癇癪を起こした時、どう対処するのが1番良いのでしょうか?
まず、1番やってはいけないことが、
「大きい声で怒鳴る」
「無視する」
これはやってはいけません。
私もイライラが限界に達し、つい
「いいかげんにしてよ!!」
と怒鳴ってしまったことがたくさんあります。
たしかにその瞬間は静かになるかもしれません。
しかしそれはただ、恐怖で子どもの感情を押さえ付けているだけなのです。
結局は、癇癪が良くなる方法にはならないのです。
「無視する」
ということもやってしまったことがあります…。
諦めるかな?と思ったら、うちの長男は別室で40分ほど泣き続けました。
かなりしぶといです…。
結局はこれも、子どもにとっては何も満たされていないので、解決方法にはなりません。
今さらながらに母は反省です。
ではどう対処すれば良いのでしょうか?
自分の感情の爆発のさせ方はその子により違いますが、例を挙げながら考えていきます。
■ひたすら泣く
拒否されない場合は、落ち着くまで抱きしめてあげましょう。
自分の気持ちがうまく言葉に出来ないので、落ち着いたところで
「どうしたかったのかな?」
と優しく問いかけます。
「そっか。○○ちゃんはこうしたかったんだね。」
と子どもの気持ちを代弁してあげるのも良いですね。
■暴れる、物を投げる
激しく暴れている時は、こちらの声が届きません。
少し落ち着くまで危険がないよう見守りましょう。
少し落ち着いてきたら抱きしめてあげてくださいね。
気持ちを共感してあげてから、
「~はしてほしくないな。」「こうしたら良かったね。」
と、してはいけないことをしっかり伝え、どうしたら良かったのかを教えてあげましょう。
■とにかくイヤイヤ!暴れまわる
我が家はこのパターンでした…。
「やだーーー!!」
と泣き叫び、
「ママ抱っこ-!!」
と言うので抱っこしようとすると、
「いやーーーー!!」
と逃げ回る・・・。
これにはもうママもお手上げ状態ですね。
先ほど同様、危険がないように見守ります。
やれやれ…と思いますが、どうか怖い顔にならずに見守ってください。
私はその大暴れする様子を動画撮影していました。
(子どもが落ち着いている時「○○ちゃん変だね~」と、子どもに自分の姿を見せるのです。)
少し落ち着いたら抱っこかおんぶをしてあげます。
子どもは泣きすぎると、そもそも自分はどうして泣いていたのか分からなくなってしまうのですよね。
ここで効果的なのは
目線を変える
ということです。
抱っこかおんぶをしたまま、別の場所に移動しましょう。
我が家は夜に癇癪を起こすことが多かったので、
「お星さま見に行こうか」
「もう夜だから、みんな起きちゃうからシーね?」
と言いながら外にいきました。
すると不思議な事に、子どもは泣き止むのです。
少ししたら
「もう大丈夫?お部屋行こうか」
と確認してから元いた場所に戻ります。
気をそらしてあげるのも大切ですね。
間違っても、癇癪を起こしたからといって、何でも言うことをきいてあげるのはダメですよ。
騒げばきいてもらえると思ってしまいますからね。
もし、出かけた先のお店などでスイッチが入ってしまったら、そこでなだめるよりも、抱えていったん外へ避難しましょう。
どうしてもまわりの注目を浴びてしまいますからね。
お母さんの精神的負担やまわりの方の迷惑を考えても、避難するのはひとつの方法です。
そしてもう一つ。
イヤイヤ期の子供は、自分が予期せぬことが起きるのが苦手です。
「自分はこう思っていたのに何で??」
となることは癇癪の原因になるのです。
お出かけや、何かをする前に
事前予告してあげる。
例えば、
「今からお買い物に行くけれど、おもちゃは買わないからね?」
「これからお出かけするけど、天気が悪いから、公園では遊べないの。」
と、先に我が子の行動パターンを予測して、予告してあげましょう。
意外と効果ありなので試してみてくださいね。
イヤイヤ期のひどい癇癪は発達障害?
泣いて暴れる我が子を見ていると、
「うちの子は発達障がいなのでは??」
と不安になりますよね。
しかし、最初に述べたように、イヤイヤ期の癇癪は成長の過程で起こります。
発達障害とは、脳の機能障害で起こるものなのです。
発達障害の診断には、さまざまなサインからチェックし、長い経過観察が必要になってきます。
幼いうちの診断は医師でも難しいのです。
ですので、イヤイヤ期の癇癪がひどいからといって、発達障害とは一概にはいえないのです。
それでもお母さん自身が対応に困り、やっぱり何か不安だな…と思うことがあれば、専門機関に相談することも一つの方法です。
イヤイヤ期の癇癪の対応法まとめ
今回は我が家の子どもたちも経験した、イヤイヤ期の癇癪についてお話ししました。
イヤイヤ期の癇癪は…
- 癇癪は成長の過程で起こるもの
- お母さんも一緒にイライラしない
- いけないことはいけないと伝える
- 抱きしめて共感することを忘れずに
- 目線を変えて気をそらしてあげることも効果的
- 事前予告をしてみる
- 発達障害と決めつけない!不安なら専門機関へ相談を
お母さん自身も対応に困り、ついつい思い悩んでしまうイヤイヤ期の癇癪…。
しかし、思いどおりにならなくてイライラしてしまうのは大人も子供も同じですよね。
イヤイヤ期のひどい癇癪もいつかは終わりがきます。
いまのうちに動画などで記録しておきましょう。
きっと、懐かしくて笑える日がやってきますよ。
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