子どもの育脳|【0~3歳の脳を鍛える10の方法】を実際やってみた

育脳(2)

今回は0歳・1歳・2歳・3歳の時期の育脳について紹介します。

育脳っていろんな方法がありますよね。

育脳おもちゃ・育脳音楽・育脳教室などなど。

でも、そもそも「育脳って何?」「具体的にどんな効果があるの?」と考えてみるとよく分からないことも多いですよね^^;

 

そこで、今回は、【子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!】という本で紹介されていた「0~3歳の脳を鍛える10の方法」を実際に我が家の兄弟にやってみたので紹介します。

 

この本は脳神経外科医の林成之氏の著書です。

林成之氏は、水泳の北島康介選手をはじめ、数々のトップアスリートの指導を行い、2008~2014年にはオリンピック日本代表選手・コーチに脳科学的戦略指導を参加されていた方です。

 

この本では、「子どもが才能を発揮する脳の育て方」が詳しく書かれていました。

でもその目的は、「勉強のできる頭の良い子にする」ではなく、「子どもが将来、充実した幸せな人生を歩むこと」でした。

この考え方にはとても共感したので、我が家でもこの本を実践してみることにしました。

0歳・1歳・2歳・3歳の育脳|好きになる力を育てる

育脳(1)

本能を徹底的に磨く

この時期の育脳のカギは、脳機能の基盤となる本能を磨くことです。大人になってから才能を十分に生かせる脳のベースづくりには、特に脳神経細胞が持つ最も基本的な本能を鍛えることがポイントとなるのです。

脳神経細胞が持つ本能は、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の3つ。

生まれながらに「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という3つの本能が備わっているそうです。

そのため、0~3歳の赤ちゃん・子どもが示す特徴として次のものがあります。

  • 「生きたい」→「競争したがる」
  • 「知りたい」→「真似をしたがる、やりたがる」
  • 「仲間になりたい」→「お母さんや兄弟など身近な人と仲間になりたがる」

これ、4歳の長男でも、1歳の次男でも日常的によくあります!

1歳の次男は、まさに今「何でも真似をしたがる、やりたがる」時期です^^;

 

では、なぜこの3つの本能を鍛えるのかと言うと、「好きになる力」を育てられるからだそうです。

好きになる力を育てる

理解力や思考力、記憶力を存分に発揮するための最初のカギが「興味を持ち、好きになり、感動すること」ですから、こうした力を持っていることは、頭をよくするために絶対に必要な条件と言えます。

0~3歳は、お母さんからたくさんの愛情を受けて「好きになる力」を育てるための時期であると言っても過言ではありません。

脳の持てる力は「面白い」「好きだ」「感動した」といったプラスの感情をもつほど強く発揮できるそうです。

たしかに、大人でも、嫌いなことはなかなか進みませんが、好きなことの方が前向きに取り組めますよね。

そのため、0~3歳の育脳にとって大事なことは、「物事に興味を持ち、好きになる力」を育ててあげることです。

 

では、この本で紹介されていた、【0歳~3歳の子どもの脳を鍛える具体的な方法】と実践した感想を次に紹介しますね。

0歳~3歳の子どもの脳を鍛える10のポイント

明るい表情を見せ、愛情を十分にそそぐ

「生きたい」という本能は、「愛されたい」「認められたい」といった思いを生み出します。

0~3歳の間の愛情が不足すると、「生きたい」という本能がバランスよく鍛えられず、自分を守ろうとする自己保存の本能が過剰反応する脳になってしまいます。

泣いたときなどに「そのうち泣き止むから」「甘やかすとよくないから」などと考え放っておく方もいるようですが、これはNGです。赤ちゃんが泣いたら、必ず抱き上げる、あやすなどして、赤ちゃんに「寂しい、かわいがってもらえない」と感じさせないようにしましょう。

【実際にやってみた】

これを見てからは、忙しくても、泣いたときはできるだけ抱っこすることにしました。

それから、疲れていてもできるだけ子供達には見せずに、明るくふるまうことにしましたよ。
その方が子どもたちの精神状態も落ち着いている気がしました。

でも、やっぱり疲れすぎてできない時もあります^^;

100%は無理ですが、できるだけ「明るく愛情をかけて育てる」ようにしています。

失敗を認め、よくほめる

3歳までは失敗を叱るのはNGです。「生きたい」という本能はほめられることを喜び、ほめられることで鍛えられていくもの。0~3歳はたくさんほめてあげることが大切なのです。

【実際にやってみた】

「ほめる」というのは最近の育児の主流なので、長男のときからたくさんほめることはしてきました。小さいことでも、「この子にとってはすごいよね。」と思いながらほめてきました。

これはなかなかうまくできてる気がします。

 

でも、「失敗を叱らない」というのはなかなか難しいですね^^;
長男のトイトレがうまくいかなかったときなど、責めてしまって本当に反省しています。

でも、今では、3歳までは「わざとではない失敗を叱ることに何のメリットもない」と感じています。

私に余裕がないときはイラっとすることもありますが、できるだけ抑えて「まあそういうこともあるよ」という感じで接するようにしています。

真剣に競争する

「生きたい」「仲間になりたい」という本能から子どもは競争することを好みます。ただやらせると嫌がることも、「競争しよう!」と言えばやる気を出したりするものです。

【実際にやってみた】

長男も競争が大好きです。

しょっちゅう「競争しよう!」とパパやママに言っては、家までかけっこしたりしています。

苦手な片付けも「ママとどっちが早いか競争しようよ。」と言えばやる気になることもよくあります。

ただ、このとき「真剣に競争すること」が大事なのですが、これがなかなか難しいですね^^;

ふつうにやると何でも勝ってしまって長男はすねます。

なので、「戦いごっこのときはママは座って、長男は立ってやる」とか「次男を抱っこしながらかけっこする」とかなにかハンデをつけてやっています。

私に余裕のあるときしかなかなかできないですが、競争心をうまく伸ばしてあげられればいいなと思っています。

自分の足で歩かせる

子どもが歩けるようになったら、できるだけ自分の足で歩かせることが「生きたい」という本能を鍛えます。特に、子どもが歩きたがっているときは、その欲求を満たしてあげるのが大切。

【実際にやってみた】

長男も次男も歩き始めるようになってからは、できるだけ外で自分で歩く時間を作るようにしています。

公園によく連れて行ったり、長男の場合は、3歳ごろからはベビーカーを持たずに出かけるようになりました。

そうすると、長男は明らかに体力がついて「こんなにいっぱい歩ける!」と本人の自信にもつながりました^^

やっていることを止めない

0~3歳は、脳が「興味を持つことはよいことだ」「好きになることはすばらしいことだ」と感じられるよう、子どもの興味・関心を止めてしまわないことが大切です。
赤ちゃんが興味を持って手を伸ばしたものを、「ダメよ!」と言って取り上げていませんか?このような対応を繰り返すと、赤ちゃんは興味を持つのはいけないことだ、嫌な思いをすることだと感じてしまいかねません。

【実際にやってみた】

これは意外に難しいですね^^;
特に我が家は長男のおもちゃもあるので、1歳の次男が触らないでほしいものをすべて片付けるというのはなかなかできないです。

でも、子どもの「知りたい」という本能を鍛えて、「いろんなことに興味をもつようになる」というのは本当に大切ですよね。

なので、棚の中の物を全部出すとか「それほんとはあんまりやってほしくないんだけど…」ぐらいのことだったら好きなだけやらせるようにしています。

すぐに手助けしない

赤ちゃんは新しいことに挑戦したがるもの。これは、「知りたい」という本能が働いている証拠です。できるだけ途中でやめさせないようにしたほうが、赤ちゃんの考える力を伸ばせます。
挑戦することが嬉しいと感じられるよう、「すごいね!」とほめたり「がんばれ!」と励ましたりして、子どものやる気を引き出しましょう。

【実際にやってみた】

我が家には室内用のすべり台とジャングルジムがあります。

長男がよくこれで遊んでいるからか、次男も0歳のときから興味津々で、滑り台をハイハイでのぼったり、ジャングルジムにぶらさがったりしていました。

最初は「危ないなー」と思っていたのですが、とりあえず周りにクッションとかベビー布団を置いて落ちてもいいようにして、できるだけ手を出さず好きにやらせました。

何度もすべり台から落ちていましたが、意外に泣かないのでそのまま手を出さずに見ていました。
そうすると、1歳5ヵ月の今ではとってもすべり台が上手になって、ジャングルジムにものぼれるようになり、今でもすべり台が大好きです!

やっぱり興味があることは好きなだけやらせてあげると良い効果があるなと思いましたよ。

興味を持ったことを応援する

子どもが何かを好きになることは、その対象が何であれ(車・電車・アニメのキャラクター・キラキラしたかわいいものなど)、脳の発達において非常に重要な意味があります。
「興味を持つ力、好きになる力」が育っていないと、情報にプラスの感情のレッテルをはることができず、理解力や思考力が発揮されない脳になってしまいます。

子どもから好きなことを取り上げたり、興味のないものを無理に押し付けるのはもってのほか。子どもの興味を存分に満たせるよう、応援してあげるのが親の役目なのです。

【実際にやってみた】

長男は2歳ごろから大の電車好きになりました。

4歳の今では電車の名前を100個以上覚えて、かなりマニアックです^^;

私ははじめ全然興味がなかったのですが、電車の本を何冊も読んで、一緒に好きな電車を乗りに行ったりするうちに好きになってきて、かなり電車についても覚えてしまいました。

長男もママも一緒に興味を持つほうが嬉しそうです。

そうやって、長男の「興味をもつ力」が育って、将来好きなことを仕事にしてくれたらいいなーと思います。

子どもの目線で一緒に遊ぶ

子どもの脳を育て、脳神経細胞の本能を磨くためには、親子が一緒に遊ぶことが何より効果的です。赤ちゃんが一番大好きな大人である親と遊ぶことは、「仲間になりたい」という本能を育てるのはもちろん、「生きたい」「知りたい」という本能を伸ばすシーンもたくさんあるからです。

子どもと遊ぶときは、親も同じ目線で夢中になることが大切。

【実際にやってみた】

4歳の長男は今でも「一緒に遊ぼー!」と言うので、家の中ではよく一緒に遊びます。

ただ、「親も同じ目線で夢中になる」というのはなかなか難しいですね^^;

特に、まだ一緒に遊べない4歳と1歳を私1人で見ているときは、2人に呼ばれるのでなかなかどちらの遊びにも集中できません。

パパが帰ってくる時間とか、親が2人いる時間で、他に用事がないときは、できるだけ同じ目線で遊ぶようにしています。

話に共感しながら最後まで聞く

子どもが一生懸命話をしているとき、いいかげんに聞き流したり、「はいはい、後でね」などと気のない返事をしたりしていないでしょうか。子どもの「仲間になりたい」という本能を磨くためには「共感しながら話を聞く」ことが大変重要です。

【実際にやってみた】

これはちゃんと私が意識しないとなかなかできないですね^^;

毎日家事・育児に追われているので、子どものよく分からない話を最後までしっかり聞いてあげるというのをつい忘れてしまいます。

でも、ママがちゃんと聞かないと、子どもも同じように「物事を中途半端にして、大体伝わったからいいや」と思うようになりますよね。

私が「そうなんだ」「すごいね」と言いながら最後まで聞いてあげると、長男も嬉しそうなので、やっぱりちゃんと話を聞くというのは大事だなと思います。

いつも楽しんでコミュニケーションする

まだ言葉がわからない段階でも、明るい声や笑い声を聞かせ、笑顔を見せてコミュニケーションしましょう。愛情を込め、目を見つめてこまめに話しかけると、人と前向きにコミュニケーションする素地ができます。

【実際にやってみた】

これは赤ちゃんの時から意識してやっていました。

特に、赤ちゃんがぐずったときは、明るく笑顔で「大丈夫だよー。」と言うようにしていました。

こちらの不安を見せずに明るく接する方が、ぐずりが早く収まりましたよ。

やっぱりママは明るく元気なのが一番だと思います^^

0~3歳の育脳|ママができることまとめ

今回紹介した「子どもが才能を発揮する脳の育て方」は、実際にやってみて「これをちゃんとやってあげたら子供の成長には本当に良さそう!」と思うものばかりでした。

何より子どもが喜ぶことばかりなのでグズリやイヤイヤも減ります。

 

でも、【0歳~3歳の子どもの脳を鍛える10のポイント】は、「これ全部やろうと思ったら、ママに時間の余裕と心の余裕がないとダメだよね。」とも思いました.

毎日育児と家事に追われているママにとってはなかなか大変ですよね^^;

 

なので、私はこの10ポイントをいつも意識しながら、取り入れられる余裕があるときに取り入れることにしています。

それから、時間の余裕を作るために、食洗機や食材宅配など時短アイテムをたくさん使っています。

心の余裕を作るために、たまにはパパに子どもたちをみてもらって友達とランチに行ったり、子どもを保育所に預けたりしています。

子どものためと言えども滅私奉公ばかりではママは疲れてしまうので、うまくバランスをとりながら子どものためになることを取り入れるとうまくいきますよ^^

 

0~3歳の育脳についてより詳しくは【子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!】に載っているので興味がある方はチェックしてみてくださいね^^

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