1歳未満の赤ちゃんには、「水道水の水をそのまま飲ませてはいけない」と言われています。
そのため、ママは煮沸したものやミネラルウォーターで赤ちゃんのミルクを作ります。
なぜ水道水をそのまま飲ませてはいけないのでしょうか?
純粋な水だとそのまま赤ちゃんも飲めるのですが、水道水には水以外の気になる成分が入っているからです。
今回は『水道水の水にどのくらい水以外の成分が含まれているのか?』、『赤ちゃんへの影響は?』について紹介します。
水道水に含まれる気になる物質
カルキ(残留塩素)
水道水の源水には、たくさんの有機物や大腸菌などが含まれていることがあります。
これを殺菌・消毒してくれるのがカルキ(次亜塩素酸カルシウム)で、残留塩素と言われるものです。
水道の水を安心して飲むためには必要な物質ですが、いわゆる水が塩素臭がする原因となるものです。
トリハロメタン
トリハロメタンは、カルキが水中の有機物と反応してできる物質です。
トリハロメタン自体は発がん性がある有毒物質で、日本では1ℓの水に0.1ミリグラム以下と決められています。
どれくらい含まれてるの??
それによると、『原水・浄水場出口の各自治体の水質調査結果』を誰でも見ることができるので、気になる方はチェックしてみてください。
このデータによると、トリハロメタンは0.1ミリグラムよりもかなり少ないですが、ある程度は含まれているようです。
赤ちゃんにどう影響するの?
カルキ(次亜塩素酸)そのものは、胃腸に負担をかけることがあります。
水道に含まれる微量であれば問題ないのですが、胃腸の機能がまだできあがっていない赤ちゃんにはより慎重になることが多いのです。
カルキは煮沸すると蒸発してなくなります!
赤ちゃんは日によって体調が変わるので、1歳までは水道水を煮沸してから飲ませる方が良いと言われています。
トリハロメタンは煮沸で増える!?
10分以上煮沸することが大事!
トリハロメタンも微量なのですが、毎日飲む水としては気になる成分です。
トリハロメタンも煮沸することでなくなりますが、沸騰してすぐに火を止めてしまうとトリハロメタンは逆に増えてしまうんです!
トリハロメタンは3分以上の沸騰で半減、10分の沸騰でほとんどなくなるので、トリハロメタンを煮沸でなくす場合は10分以上の煮沸をおすすめします。
毎回煮沸は手間がかかる
赤ちゃんのいるママはとっても忙しいですよね。
より安全な水でミルクを作ろうとすると、10分以上煮沸して、70度まで冷ましてミルクを作り、さらに人肌まで冷まさないといけません!
特に、まだまだ手のかかる兄弟・姉妹が上にいる場合は、なかなか毎回この手間をかけられませんよね^^;
赤ちゃんには安心・安全な水を!ただし手間はかけずに
赤ちゃんの体の80%以上は水です。
水は毎日飲むので、ママは安心・安全なものをあげたいですよね。
そこで、『ミネラルウォーターを買う』または『高性能フィルターの浄水器を使う』または『ウォーターサーバーを使う』のがおすすめですよ。
この3つは多少のコストはかかりますが、忙しいママが時間をかけずに安心・安全なものを赤ちゃんに飲ませることができますよ。
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